改正省エネ法の講習会に参加

加藤建築

2019年09月02日 18:19

国土交通省主催の改正省エネ法講習会に参加してきました。

パリ協定への対応で、建築物でも省エネ性能を向上させることにより温暖化対策に貢献します。
以前までは小規模住宅(300㎡以下)でも省エネ基準適合義務化になるという話がありましたが、小さな工務店などの対応が大変だとかでうやむやになりました。結果として改正内容は、「省エネ性能向上の努力義務」から「省エネ性能適合の努力義務」となり、新築などのときに、建築主へ省エネ性能について説明することが義務化されます。

・・・これで省エネ化進むんでしょうかね・・・・

今でも多くの工務店で省エネ等級4という将来の最低基準(現在の最高評価基準)で建てていて、断熱性の評価方法として外皮計算というのをします。これはわからなければ設計事務所さんがやってくれるので特に問題ありません。

坪単価が安く見えても、特に断熱性能について要望がなければ、なんとなく薄い断熱材を入れるだけというところもあるとは聞きますが、努力義務と言われてそれを改善するようになるとは。。。

もちろんその分価格は上がりますが、最近流行りのZEHに対応するほどではありません。これぐらいは義務化でよかったんじゃないでしょうか。
関連記事